実際に3dプリンターを使った金属でどんなものができあがるのか

3dプリンターで金属を扱うことについては樹脂を使う3dプリンターと同様の実績があります。ただし、金属を扱うにはレーザー焼結法が採用されることが多く、特許の兼ね合いもあって利用している製品は数が少なく、高価でした。しかし、特許が切れたこともあってさまざまなメーカーが参入しています。金属を利用した3dプリンターは製品の幅がとても広いのが特徴です。樹脂と違ってほぼ製品レベルの成形が可能であること、使える金属の種類が多いことから中小企業にも導入が進み、小ロットの製品でも商売ができると期待されています。金属については銅やチタンがよく利用されていますが、粉末に出来ればほぼすべての金属が利用できるとあって商品アイデアを形にする中小企業が増えてきています。

3dプリンターで使える金属について

3dプリンターで金属を扱う場合はレーザーで溶かして固めます。レーザーを使ったこの手法はレーザー焼結法と呼ばれ、ほとんどの金属を扱う3dプリンターで採用されています。3dプリンターではFDMや積層させる方法も採用されてきましたが、金属の場合は重ねるよりもそのまま固めて成形することが効率良いこと、データの再現性が高いことからレーザー焼結法がよく利用されています。ただし、レーザーを使うために電源部などが大きくなる傾向があるのがネックでした。しかし、大型化の問題も解決されてきており、小型化、しかも低価格化が進んできています。もともと数百万、一千万を越えるプリンターが多かったのですが、小型化が進んだこともあって100万円を切る3dプリンターが主流となってきています。

3dプリンターを利用する事例について

3dプリンターは樹脂を使ったものはプロトタイプの成形に利用されるケースが多いのですが、金属を利用する場合はほぼ製品として扱われることが多くなっています。プロトタイプでも使えますが、金属材料が割高なこと、樹脂でも十分機能を計れることから金属は製品化の際に利用されることが多くなっています。製品レベルに作れる3dプリンターなのですが、大量生産はコスト面であいません。そこでワンオフ物やカスタマイズ前提の商品に絞って採用される事例が増えています。ワンオフでは人体に合わせて制作するパーツやすでに生産が止まっている工業製品を作成する際に利用されるようになってきました。人体に利用する場合もチタンが使えるので採用しやすくなっていますし、材料コストも下落傾向なので採用事例が増えています。